南国ドミニオン体験版を試してみた

購入はほぼ確定(予約済み)なので放置しておこうかと思っていたのだが、デモムービーの楽しげな雰囲気に耐えきれず、体験版を試してみました『南国ドミニオン』ソフトハウスキャラ)。



遊んでみての第一印象は「無人島物語風ガンパレード・マーチ」。「生きる」ことさえできていれば、様々なことをある程度自由に遂行していけるゲームデザインだ。恐らく制作側もガンパレ風味は意識して設計したんだろうなぁ。この手のフリーシナリオ型ゲームは、プレイヤーに対してモチベーションを喚起させ、それを維持させることが難しい。ガンパレはそれを「戦争への強制参加」によって有無をいわさぬ目的意識を植え付けることで克服したのだが、本作はどうだろうか? ドミニオンはエロゲなのだから、「エロ」でモチベーションを喚起させるのが本道だ。しかし本作はそのエロに至る過程はそれなりに段階を踏まねばならないようなので、即物的なエロは期待できそうにない。そうなると、プレイヤーの目的意識を刺激するのは、ヒロインたちの魅力と、純粋なゲームのおもしろさということになるわけだ。



ヒロインの魅力に対しては……うーむ。購入意欲が起きる最低レベルの水準はそもそも満たしているのだが、際だった魅力があるかというと微妙なところだろう。またゲームをやってみるとわかるのだが、イベントシーン以外でのヒロイン達との会話の内容があまりに簡潔かつ前後の脈絡に乏しいので、ともかくキャラの掴みが弱い。いきなり殴られたりする場合もあるので、逆にインパクトが強いとも言えるのだが、それがヒロインの「魅力」に至るまでには、プレイヤー自身の忍耐がある程度必要のようだ。私は初プレイで自分を撲殺してくれた「メイド」に身も心もノックアウトされたのでこの点は一応クリアできたようだ(^^;



次にゲーム性。

これまた、ちょっとうーむなところである。サバイバルにおける必須項目である食料調達。これを3種のミニゲームで表現しているのだが、これがいずれも「面白い」とは思えなかった。特に「収穫」がまずい。要は神経衰弱なのだが、これが体験版だとカンニング技を使わないと満足のいく結果がなかなか得られないゲームバランス

なのだ。ほかの二つのゲームはタイミングが難易度を左右するゲームであり、行為とゲーム性の関連性も理解できるのでまぁいいのだが、「収穫」はこのままだと破綻しそうな気がする。もしかしたら、逆に救済措置として存在するのかもしれないが……。



南国ドミニオン、体験版では肝心のHシーンがなかったのは残念だが、エロ”ゲーム”として個人的には楽しめそうな感触は得られた。ただ、ゲーム部分がダイレクトにおもしろさに繋がっていないので、「巣ドラ」の時のように、手放しでお奨めできる作品にはならないように思える。その辺の詳細は、実際の製品版を遊んでみて、改めてご報告させていただこう。

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