舞-乙HiME #26

泣いても笑っても舞乙これにてオーラス!
夢の翼を持つ少女は、現実と夢を選ぶのではなく、どちらも選んで先に進むのだ!!


第26話「Dream☆Wing〜夢の在処」
「ゲームはここまでかな。この街を更地にしてすべてを終わらせよう」
ナギ、ホントにいい悪人ですね。そしてセルゲイ、結局土壇場で勃たなかったんかい!結局まったく、セルゲイはニナを救えていないわけで、役立たずどころかナギにいいように使われてるだけとは情けない。それがシリーズの伝統だとしたら悲しいなぁ。活躍度で言えば、サコミズのほうが上ですよ?

ハルモニウムの力が空を覆い、巨大ニナが街に迫る! 
五柱は当然それを座して見ているわけはなく、4人揃ってマテリアライズ! でタイトルイン。サラの台詞は前回含めてこれだけとは…。

この国自体に拘りのないミドリは早々に撤退を進言するが、マシロもアリカも当然それを受けいれるわけはなく、国民のため、ニナのため、ハルモニウムを止めようと再度決意する。その言葉だけはニナのもとに届くが、今の彼女にはそれは余計なお世話程度にしか聞こえない。どこまでも孤独なニナに対して、アリカとマシロのもとには五柱が、舞が、そしてミユによって乙式の制約から解放されたオトメ達が集うというのは、ナギではないがたしかに「ずるい」と写るかもしれない。それにしてもシホのすごい!ローブのデザイン! そしてユカリコ驚愕の真相とは!? ロザリーすげーかわいいー!「お・任・せっ!」とかめっさ萌えだ!!
アクシズもとい巨大ニナを押しとどめるオトメ達! …ここで逆シャア連想しない人の方が少数派でしょうが、展開に無理はないので無問題。コーラルオトメが微力ながらも頑張るトコがいい! オトメが集って一つのことをなすって、前代未聞なんじゃなかろうか?

 カズ君陛下率いるカルデアも条約軍に参戦し、退路を断たれたナギだが、焦ることなく温存していた旧型スレイブを全機放出させる。この場合1体つぶすとシュバルツもひとり死ぬわけですが、すげー人数いたんだシュバルツって。

 その第1防衛線突破を計るは、何かとアリカに師事してきたシズルとハルカ両トップオトメ。ライバル同士(ハルカの片思いかもしれないが)が互いに背中を預けて共通の敵と戦うって構図は実に格好いい。前作からのファンも喜ぶ展開だろう。でも…
「一網大魔神にしてくれるわ!」ホントわけわからないです准将。

 さらに王城庭園では、五柱のサラ(台詞無し)に五柱となったナオ、マイスターなのにマキマキの力で敵を倒す人外魔境となったシホが、アリカ達の突入口確保に奮戦する。シホ、おまえ普通にスレイブ倒せるからマテリアライズ不用じゃ…。ここの「ニナのこと任せたよ」って台詞、ナオの声に聞こえないけど、まぁ必死っぽさは伝わるのでいいかな。

 そしてその戦場に、ユニゾンキックでアカネとマーヤ華麗に参戦! 
ってアカネ、ネコミミかよ!(≡゚∀゚≡)イイニャン 
 マーヤとアカネはローブがエロ可愛すぎます。

当然の如くナオ、「アカネ、あんたまだ乙女なの!?」と禁句を吐いてしまい、アカネ切れる! ってかアカネキャラ替わった?
マーヤ「ぜったいHさせない♪」
アカネ「ぜったいあきらめないわ!」
ナオ「…なんだかね」

お前ら面白すぎます。

 ついに城内に侵入したアリカ一行。出会い頭に一発ぶっ放すナツキですが、やっぱりなんの効果もないみたいですよ? せめて当ててください学園長。
「いつまで経っても優雅さに欠けますね、貴女は」
 って、ミス・マリア若返りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
 みんなの驚き顔はヒデ━━━━!!!!
 そうか。ナノマシンは活性化すると宿主を若返らせる効果すらあるのか。となれば、生涯オトメを貫いても舞闘での実害はないわけですな。
 素晴らしい。
それにしてもミス・マリア、学生時代は恐ろしいほど生徒からモテたんじゃないでしょうか。そこいらの男じゃ太刀打ちできないよ。
…だから独身だったんですね。

 ここで2カットだけですが、シマシマ団やサコミズ達、いわゆるオトメ以外も立派に戦っている図が挿入されたのは、実は意味深いように思えます。下手するとオトメの内紛じみた戦いに思われそうなこの戦争でも、一部の人々はしっかりと命をかけて戦っているという描写があるのとないのとでは印象が大違い。欲を言えば、このレジスタンス、反ナギ派・マシロ派が蜂起するシーンはもう少し尺が欲しかった所なんですが、本筋ではないので仕方ないと納得。
 念願適って、チエは意識を取り戻したアオイに再会。このふたりの関係、もう少し事前に掘り下げててもよかったかなー。関係を匂わせるシーンは以前に何度もあったし、ドラマCD聞けばちゃんと補間されてるのが救いか。

 ナツキ・マイ&ミコトとアリカ達は、ハルモニウムが眠る城の地下まであと僅かまで迫っていたが、そこにも大量のスレイブが待ちかまえていた。これ以上時を費やすのは危険だと告げるミコト。ハルモニウムのオルガンを長時間奏でると、やはり奏者には様々な悪影響があるんですな。それは数分後にわかるわけですが。 こんな狭い場所じゃ、ナツキだけでなくマイもあんまり役に立たないので、遂にミコト参戦。錫杖を引き摺りながらのバトルスタイルは、前作を彷彿させます。

 アリカ達は遂にふたりだけとなって、ふたりが契約した地、ハルモニウムに到達する。

 アリカとニナ、マシロとナギ。オトメとマスターは、それぞれの宿敵と決着をつけるために対峙した。愛するセルゲイを救うためなら何でもしてみせると啖呵を切るニナに対して、「そんなことセルゲイは願ってない!」と言ってしまうアリカ。それを恋敵に言われちゃ逆効果ですよ。案の定、黒い嫉妬のオーラを吹き出したニナは、アリカを巻き込んで城の上空へ転移する。オルガンからニナが離れたので、アクシズもとい巨大ニナも消滅。オトメ達は、青と赤の光が交錯しながら天に昇っていくのをただ見守るしかない。ここでふたりの名をつぶやくイリーナが、まるでエルスのようだと思ったのは私だけか? 単に私がイリーナ萌えせいだからかもしれないな。


 そしてBパート。
 オルガンの前に残ったマシロとナギが舌戦を繰り広げていた。いっけん、ナギは正論を言ってるように聞こえるが、それはオトメがハルモニウムに変わるだけ、マシロの言うとおり「何も変わらない」論理だ。そして、目的のために手段を選ばないナギを、マシロは決して認めるわけにはいかないのだ。

 一方、宇宙にまで登りつめたアリカとニナも、剣と言葉をぶつけ合う。
夢を信じ叶えようと前に進むアリカと、叶わぬ夢ならと諦めるニナ。そのニナをも許し、いっしょに進もうと諭すアリカ。
 この包容力、バカで一本気で純粋な思い。アリカの印象は、やっぱセーラームーンの月野うさぎに通じるものがあるなぁ。
 しかも、ニナの攻撃まったく通じてませんよ。蒼天の真の使い手になったアリカ強ぇ!

 ふたりの思いが通じ合い、その手が繋がれたその時、ハルモニウムは限界を迎え暴走する。
 再び離される手と手。
 ニナは再び黒いオーラに覆われていくが、その意識を「漆黒の金剛石」に乗っ取られる直前、友に自らを倒せと告げるのだった。

 そうですか。かつての十二王戦争で、真祖フミは世界を救ったのではなく、一度崩壊させていたのか。そして、その悲劇を繰り返させないために考えられたのが、乙式オトメシステムなんじゃないだろうか。オトメ単体に強大な力と責任を押しつけるのではなく、マスターとそれを分かち合わせること、そしてそんな関係を複数存在させることで、力の分散と均衡を狙ったのではないかと。ただ、結局の所、責任を少数に押しつけるという欠点は完全に拭い去ることはできず、今回の大戦を招いたと。

 ハルモニウムに支配されたニナ、変な仮面をつけた目で、眼下に広がる大地を見やる。もしかして、星そのものを攻撃するつもり?
一方、地下ではマシロが無謀にもハルモニウムを止めようとするが、ただの人である彼女ではハルモニウムの台座にすら辿り着けず、弾き飛ばされる。
 「無理だ」と冷たく言い放つナギの言葉を、マシロは否定する。
 「わらわ達は諦めぬ! そうじゃろう、アリカ!」
 「…そうだね、マシロちゃん」
 ああ、こいつらほんと格好いいわ。
 ここで示される、ふたりの絆が勝利の鍵。アリカとマシロは”共に闘っている”のに対して、ニナとナギはどこまでもひとり。
 ニナはナギと契約したとはいえ、信頼関係がそこにあったわけではない。勢いと打算の結果の産物に過ぎず、それは最期まで改善されなかった。
 一方アリカとマシロも、当初は勢いだけの契約に過ぎなかったが、ときにケンカしてお互いの思いをぶつけ合い、いつしか理解し合い、同じ目標、同じ夢を共有することで、最終的に理想的なマスターとマイスターの関係を築き上げた。結局この二組の優劣は、石の力でもハルモニウムの力でももちろん個人の資質の問題でもなく、その信頼関係にあったと言えるのではないか。

 アリカは友であるニナの思いに応えるため、蒼天の真の力を解放する。
 その手に握られし大剣の名は、「アカツキの大太刀」。電子の聖獣データウェポンすべてをそろえて初めて放てる最大最強のファイナルアタックだ!!(by電童)
 髪を金に輝かせるアリカ、シアーズの血統が持つ力の発現だろうか? 黒ニナが放ったエネルギー波をものともせず、アリカは「アカツキの大太刀」で友の胸を貫く。砕け散る「漆黒の金剛石」。そのローブが消え去る瞬間、黒い羽が一瞬だけ天使の羽のように白く輝いたのは、「真白なる金剛石」の名残なんだろうな。
 
 ここのニナを見る限り、実はニナ自身は大太刀で切られてないみたい。
 「俺は人を殺さない! その怨念を殺す!」ってヤツですかな? いや、ショウはしっかり人を殺してますが。でも、石を砕かれ、ローブは消え去り、力は失われたわけで、死んだも同然。ってかここ亜宇宙ってか宇宙と呼んでイイ高度みたいだし…。「助けてください少佐! 減速できません!」

 輝きを失った指輪を見て、ニナの敗退を知るナギ。とっさに逃亡を図るも、ナツキ達オトメ部隊と、チエ率いる条約軍歩兵部隊に包囲され、遂にナギも年貢の納め時を迎えるのでした。重体のセルゲイもガルデローベに運ばれ、ハルモニウムはナツキの一撃(無駄なんじゃないの?)とミコトの浄化でその力を完全に失い、地上のドラマは一件落着。

 一方、大気との摩擦を起こしながら盛大に落下するニナとアリカ。アリカの蒼天ローブも砕けてふたりとも”真っ裸”で抱き合いながら大気圏突入ですよ! すげーや! 当然、ここでふたりが死ぬわけはないし、ドラマ的にも死んだらダメだと思うので、無理矢理理屈をこねてみましょうかね。
 …ローブを構成するナノマシンが変化して、ふたりのまわりに耐熱フィールドを形成したってアイデアはどうだろうか? 減速は…下でミユが受け止めたって事で。OK、私的にはそういうことにしておこう。

 そして迎える大団円。
 王と王の誓いは守られ、アスワドの民はヴィントに受けいれられた。その呪われた体も、ヨウコの見いだした科学技術で改善されていくのだろう。すでに改造人間となったミドリ達は、流浪の旅に出るようだ…。レイトをヨウコとミドリで取り合う展開なんかも見たかった気もするが。車椅子に座っているマシロは、やっぱ前作のオマージュですかね? 一瞬、もう歩けなくなってるのかと思ったよ。

 生き残ったシュバルツとナギは、黒い谷で強制労働の刑。毎日マイの飯が食えると思えば、そう悪い刑でもないんじゃないかな。

 マシロ女王とヴィントブルームは、今回の騒動が起こった城の落成式からやり直し。集ったお歴々の関係の変化が笑えますな。アキラ君は、恋敵とも言えるマイの登場にご立腹のようだが、マイはジパングに落ち着くわけではないから、そうあからさまにいやがらなくても…。これも若さか。
 落成式の最後を飾るは、かつてマシロがデザインしたとおりの「ひまわりの花」を抱えたアリカ・ユメミヤ。あらら。蒼天ローブはまたピンクに戻ってますが、あのとき真の蒼天ローブを纏えたのは、アリカひとりの力だけでなく、母の力あってのことだったと納得。それでも所々ローブが青くなっているのは、アリカの成長の証しだろう。その未完成な姿が、なによりアリカらしいと私は思う。

 そのアリカの雄姿をガルデローベから見守るイリーナ達の制服は、パールオトメのもの。そういえば、このシーンに描かれているおじちゃんやおばちゃん達は、やっぱアスワドでしょうな。いきなりヴィントに住まわせるわけにもいかないし、治療もするとなれば、当面は広大な学園の敷地内で暮らすのも当然か。

 城の落成に喜ぶ市民達を背に、ミユはまた流浪の旅に戻る様子。大変だなスナフキン。

 マテリアライズを解いたアリカ、ここでやっと蒼天のマイスターオトメ服着たか! うーん、髪おろした方が似合うんじゃないかなこの服は。あと、アリカは学園には戻らないんでしょうか。実質、コーラルの授業すら完全に修めきってないアリカですよ? いきなりマイスターオトメは教養面で不安が…。パールオトメとして学園に通わせた方がいいんじゃないかなあ。友達も居るんだし。

 まだまだこれからだと、未来を見据えるアリカとマシロ。
 それぞれ志を誓った者たちへの思いを胸に秘め、ふたりの夢の実現に続く戦いはこれからも進むのだ。

 そして最期の最期。
 どこかの古城で目を覚ましたセルゲイは、記憶を失っていた。その事実にニナは涙するも、それは喜びの涙だろう。ニナの夢、ただの男と女として、ふたりの関係を築いていけるのだから。そんなニナを見守るのは、もうセルゲイの写真ではない。もう二度と蘇らない、しかし、そのときのうれしさも楽しさも忘れない、親友達との思い出の一葉。




がくぽんさんほんとありがとうございました!
 こうして追いかけてみると、恐ろしいほどに内容の濃い最終回ですよ。それ故に「駆け足過ぎる」「詰め込みすぎだ」との批判が出てくるのも判らなくはないけれど、私としてはそうではなく、これこそが怒濤の展開なんだ! と好意的に受け止めています。いちいち各戦闘を描写してたら、十二宮の戦いみたいな焦点がぶれた緊張感のない展開になること必至だし。

舞-乙HiME 1 いやホント、舞-乙HiMEは面白かった! これまで番組を追いかけ、DVDを、CDを、関連商品を買い続けてきた甲斐があったってモンです。(タオルどうすべー) 舞乙全スタッフ&キャストの皆さん、お疲れさま&ありがとうございました! 私的な評価は完全に前作を超えてますよ。それだけに終了が哀しくもあるのですが、今秋にはOVA化が決まっているとか。終盤登場のオトメ達も魅力的だっただけに、彼女らの活躍なんかももちろん期待したいところですが、私としては、やっぱり元気いっぱいなアリカとの再会を期待したい。

Template Designed by DW99