ラノベ:ゼロと神様

あけおめことよろ。
新年早々家族サービスに追われたのでゲームは完全にお預けでしたが(戦国ランスすすまねー)、移動中に読んだラノベをネタに、2007年一発目といきますか。


ゼロの使い魔〈10〉イーヴァルディの勇者ゼロの使い魔10 イーヴァルディの勇者
囚われの身となったタバサを救うため、ルイズとサイト達は地位と名誉を捨てて敵地に乗り込む。それを待ち受けるは、先住の魔法を操るエルフ。果たして虚無とその守り手は友を救い出すことができるのか?

ルイズとサイトの煮え切らない恋愛感情はどうでもいいくらいに、すっかりタバサがヒロインの巻。非常に判りやすい展開なのに、それでもタバサがみせた最後の涙が嬉しく思えたのは、本巻までに費やしたタバサ関連の伏線故だろうか。いや、単に私がタバサ萌えだったからかもしれないが。
 個人的には、下手な”戦争”を描くよりは、本巻のような「友を救う」という判りやすい動機付けのほうが読んでいて共感が持てた。ルイズの決断も小気味良かったし。それにしても、サイト争奪戦にはタバサ参戦なのかな? サイト的にはタバサは恋愛対象と言うよりは戦友、良くて妹的対象という印象だが、今後の彼女の立ち位置によっては面白いことになりそうだ。



神様ゲーム カミハナミダヲサガスベキ?
叶野市に雨を降らせるべき神”雨緒”の飼う「雨の鳥」が逃げ出した。生徒会選挙を控えた多加良達は、いつものように”かのう様”の策略により、その鳥の捜索に駆り出される。選挙、鳥探し、そしてやはり咲く”願いの植物”を摘むために、またもゲームは始まるのだった。

いかんなあ。こっちの本も登場人物が揃った時点で落ちがほぼ判る内容なのに、結末迎えてもあまり晴れやかな気分が得られなかった。理由はなにかといえば、主人公達の報われなさにあるんだろうな。本作の主人公「秋庭多加良」は、このシリーズの最初からずっと、生徒会長になることを目標としてきた。彼にとっての最終目標はよりレベルの高い夢だけど、当座の目標はそれだ。本巻ではそれが手の届くところまで来ていたのに、最後の最後にまた現生徒会長鈴木のもとに転がり込んでしまったわけだが、この鈴木のキャラクターがどうにも好きになれない。散々周りを振り回しておきながら、美味しいトコだけかっさらっていく人物は、私的には好意の対象たり得ない。努力し、結果を出している多加良には、そろそろ正当な報酬を与えて欲しいのだ、でないと、読んでいるこっちとしてもやるせなさが残るから。(一応救済案は提示されたが、これまた中途半端なんだよなー)
 まあ本作の場合、この「多加良が救われない」「多加良だけが希望を叶えられない」というところにテーマの一つがあるようだから致し方ないのかもしれないが、同様の展開で引っ張るのはそろそろ限界のように思える。作品的には折り返し点を過ぎたようなので、まとめは手早くやって欲しいところです。

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